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ホーム D  デヴィッド・ボウイ David Bowie(デヴィッド・ボウイ)/ASTORIA 1999 【2CD】
David Bowie(デヴィッド・ボウイ)/ASTORIA 1999 【2CD】
フォーマット:2CD
コンディション(ジャケット/盤):NW/NW
備考:

■わずか8公演の短期ツアーから1999年12月2日ロンドンはアストリア公演を完全収録。
■バリバリのサウンドボード音源で完全収録。
■『Hours』収録曲はこのツアーでのみのレア・ナンバー
■ボーナストラックではこの時期出演のテレビ・スタジオ・ライヴを収録

ボウイはそのキャリアにおいて、けしてアルバムごとにツアーを行っていたわけではないが、90年代以降は、ほぼアルバムに伴うツアーを敢行している。1999年に行なわれたツアーは、アルバム『Hours』に伴うもので、ツアー・タイトルもそのままHours Tourと言う。この頃のボウイは、アルバムのプロモーションのため、テレビ出演を数多くこなしているが、このHours Tourはボウイのキャリアにおいて、最も少ない本数のツアーとなったのである。ツアーと呼ぶには心もとない、わずか8公演のみなのである。これはボウイにしては異例のことで、本来ツアーを行なう予定ではなかったのが、プロモーション側の要請で短期日程を急遽決めたというのが真相ではないだろうか。

1999年10月9日 ロンドン
1999年10月10日 ダブリン
1999年10月14日 パリ
1999年10月17日 ウィーン
1999年11月19日 ニューヨーク
1999年12月2日 ロンドン
1999年12月4日 ミラノ
1999年12月7日 コペンハーゲン

本作は、そのわずか8公演の短期Hours Tourより、1999年12月2日ロンドンはアストリア公演をバリバリのサウンドボードで完全収録している。音質はこのままライヴ・アルバムとして通用するくらいのハイ・クオリティで、このツアーを代表するのみならず、ボウイのコレクターズ・アイテムの中でも屈指の音質を誇る。特にヴォーカルの生々しさは格別で、ボウイがすぐそこで歌っているような錯覚に陥るほどである。各ツアーを収集している人にとってもHours Tourは本作があれば事足りるであろう。

コンサートは静かな「Life On Mars」で開幕する。会場のざわめきを美しいピアノのイントロで一瞬にして上品な熱狂に変えてしまう。このような派手さとは無縁のオープニングも趣があって素晴らしい。特に歌詞の「she's lived it ten times or more」の部分をゆっくり登り詰めるように歌うところなど、くぅ〜たまらんという感じである。そして1990年ツアーでは下げて歌っていたキメの「ライフォンマ〜♪」はきちんと上げて歌っているのがポイント高い。しかもバックはピアノのみのシンプルな演奏で、時折アクセントで入れるピアノの連打がクラシカルな雰囲気を醸している。驚くのは、最初ボウイのみで歌っていたのが、2番の歌詞の「Cause Lennon's on sale again」の部分から会場が一体となって歌い出すのである。ミックスの関係なのか、非常に効果的かつ感動的なテイクとなっている。

そして2曲目には、なんと「Word On A Wing」である。これまた大空を翼いっぱに広げて飛び交うような美しく壮大な曲を1999年に突如演奏するとは。この曲はボウイの曲の中でも最高傑作のひとつであり、リリースされた1976年のツアーとVH1のストーリーテラー単発、そしてこのHours Tourでのみ演奏されたレア・ナンバーである。ほぼオリジナルに近いアレンジで、女性コーラスも同じように入る。ボウイはいくぶん声を低めに歌っているが曲の魅力を削ぐものではけしてない。残念なのはピアノの代わりにギターを前面に押し出した演奏だという点である。オリジナルにあったあの印象的なピアノがない、それだけにやはりスタジオ・バージョンを凌駕するとは言い難いが、発表から四半世紀後のボウイがステージで再演という事実だけで感動してしまう。

「Ashes To Ashes」はフェイドアウトせずきちんとエンディングまでしめる。あの浮遊感も完璧に再現されており、シンプルながら味のある演奏となっている。「China Girl」はベースをブンブン唸らせる重厚感あるアレンジで演奏されている。東洋的な雰囲気のあったオリジナル・バージョンから一転、スピード感あふるるハードなロックに生まれ変わっているのが面白いではないか。まるでリード・ベースのような感じである。続いてアコースティックでイントロが奏でられる。一瞬メロディからTIN MACHINEの「I Can Read」かと思わせられるが、意外や演奏するのは「Always Crashing In The Same Car」であった。客席も最初何の曲かわからず、歌詞が始まって初めて歓声が上がっている。「Drive In Saturday」はジギー時代からステージでボウイが好んで歌っている曲であり、その時々のツアーで異なるアレンジが聴き比べられる稀有な曲である。1999年バージョンは女性コーラスとギターを主体としたスロー・ロック・ナンバーとなっている。そして本来は2曲目に演奏した「Word On A Wing」と続けて演奏して欲しかった「Stay」である。イントロ・フレーズのギターとは別にリード・ギターがオリジナルとは大幅に異なる不気味な音を奏でており、そのイントロの合間を縫ってボウイが「ワン!トゥ!スリー!フォー!」とカウントを入れて曲に入る箇所がたまらなくカッコいい。曲の後半は長いベースとギターソロが加えられている。「Changes」は会場全体が歌っているのがわかるボウイ・クラシクスである。そしてエンディングのピアノに誘われる形のメドレーで「Rebel Rebel」が始まる。歪んだギターでお馴染みのリフを繰り返すバックに対し、ボウイは少々押され気味だ。コンサートの最後は「I’m Afraid Of Americans」である。これは会場で聴かないとわからないのだが、非常に低音を効かせたアレンジで、客席にいる人たちの腹にズンズン響くアレンジで聴衆を圧倒する曲なのである。ここでもサビの部分で迫力ある野太いベース音をドラムが補強している様子がバッチリ収録されている。

そしてツアーがサポートするニュー・アルバム『Hours』からは、6曲と、アルバムの半分以上の曲を演奏しているのも現役アーティスト感バリバリである。『Hours』の収録曲は、Heathernツアーで「Survive」が演奏された以外、この後のツアーでも演奏されることがなく、全てがこのツアーのみのレア曲と言える。流石に直近のアルバムなだけあってアレンジに大幅な変更はなく完全再現になっている。きらびやかなアコースティック・ギターが美しいアルバムのオープニング・ナンバー「Thursday Child」。アルバム通り女性コーラスが薄っすらと入る。このために女性コーラスをステージに導入し、それが他の古い楽曲のアレンジにも活かされているといえるだろう。「Survive」「Seven」も同系統のスロー・バラードである。同じアルバムからか、類似の雰囲気は否めない。しかし「Can’t Help Thinking About Me」は一転、疾走するドラムに乗せて軽やかにヴォーカルを乗せるボウイならではの曲調である。少し鼻にかかったような歌いまわしをしている。

冒頭で、1999年『Hours』リリースに伴い、プロモーションのためにツアーと平行してテレビ出演を数多くこなしたと書いたが、ディスク2の後半はこの時期に出演したテレビのスタジオ・ライヴを収録している。まず最初は199年10月4日デヴィッド・レターマン・ショウにおけるパフォーマンス「Something In The Air」である。この日はこの1曲のみの演奏であった。続いて1999年10月9日、これだけはテレビではなく、通常ツアーの一環でロンドンはウェンブリー・スタジアムで行なわれた「NetAid」からのサウンドボード音源である。本編で演奏された完全セットリストの中から、中継された6曲を収録している。次に1999年11月17日ロージー・オドネル・ショウで演奏した2曲「Thursday’s Child」と「China Girl」である。時間が限られている場合はプロモーションを兼ねた新曲と、客ウケする過去の代表曲を演奏するケースが多いが、この時もその例に漏れず、新曲プラス旧曲の組み合わせとなっている。最後が12月4日ジュールズ・ホーランドへの出演である。この番組では4曲演奏しているのだが、「Ashes To Ashes」と「Cracked Actor」という旧曲で、「Somethin In The Air」と「Survive」という新曲を挟む構成となっている。出来れば実際のコンサートで演奏していない新曲をテレビのスタジオ・ライヴならではで演奏して欲しかったところだが、アルバムと同時にツアーのプロモーションの性格もあったのだろう。

ボウイの1999年Hoursに伴うわずか8公演の短期ツアーから、12月2日ロンドンはアストリア公演を、このままライヴ・アルバムにしても遜色がないバリバリのサウンドボードで完全収録。この時期ならではのアレンジで披露された曲から、このツアーでしか演奏されていない『Hours』収録の曲まで、1990年代のキムタクのような髪型をしたボウイのパフォーマンスが生々しい音像で収録されている。またボーナストラックには1999年精力的に出演したテレビでのスタジオ・ライヴを収録し、このツアーの代表盤となっている。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。

THE ASTORIA LONDON U.K. December 2, 1999
DISC ONE
01. Life On Mars?
02. Word On A Wing
03. Thursday’s Child
04. Ashes To Ashes
05. Survive
06. Can’t Help Thinking About Me
07. China Girl
08. Always Crashing In The Same Car
09. Something In The Air
10. Drive In Saturday
11. Stay
12. Seven
13. Changes
14. Rebel Rebel
15. Repetition

DISC TWO
01. The Pretty Things Are Going To Hell
02. Cracked Actor
03. I’m Afraid Of Americans

DAVID LETTERMAN SHOW October 4, 1999
04. Something In The Air

NETAID WEMBLEY STADIUM October 9, 1999
05. Life On Mars?
06. Survive
07. China Girl
08. The Pretty Things Are Going To Hell
09. Drive In Saturday
10. Rebel Rebel

ROSIE O’DONNELL SHOW November 17, 1999
11. Thursday’s Child
12. China Girl

LATER WITH JOOLS HOLLAND December 4, 1999
13. Ashes To Ashes
14. Something In The Air
15. Survive
16. Cracked Actor


[コンディション表記の説明]
NW...新品
M ...新品同様
M-...新品同様ですが、少々のスレあり
EX...スレは多少あるが、おおむね良好
VG...スリキズ等あるが、再生に影響なし

・ Label/No
helden/DEN-090/091
・ 販売価格

5,400円(税込)

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